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2006年5月12日 (金)

読書①

よく古本屋に足を運ぶ。

古本屋に行くと、なかなか良質な内容の本が安く買えてとても便利。

ここ最近は行けてないので、そろそろ行ってみよーかな。と思う今日この頃。

 

なんか知らん間に山ほど溜まってしまった。

その中でもよく読み返すのがこれ。

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SFシミュレーションとなってはいるが、実質はSF小説と言う趣。なんだが、これが非常に読んでいて心地よい。

作者は良く資料を理解して、作品に反映しているな、と常々思う。何度も読み返してしまう、そんな一冊だ。

内容は、第二次世界大戦をモチーフに、「この時にこうしていたら、こなっていたのかも」と思わず考えさせられるストーリーになっている。

歴史に”もしも”は無いと言うが、この”もしも”を基に話を進めることで、歴史的事実の本質を理解しやすく、スーッと心の中に入ってくるような感じになる。

内容は戦争がベースなので戦略論に始まるは当たり前だが、それに加え国家論、主義、哲学、人格要素など富に様々な内容がそこに盛り込まれていて、読む者を飽きさせない。

ただし、批判に値する部分も無いわけでもない。ご都合主義的要素が後半になると感じらることも多く、本作に対する批判的論調の書籍が存在するのも事実。

ただし、それは細かなディテールであったり、先に書いたご都合主義的な部分に目を向けられてあり、前半部の歴史的概念や、人間としての在り方について述べている多くの文章は、読めば有意義に感じられるのではないだろうか。

ただ、戦うだけでなく、戦争の中にある矛盾、国家の経済目的で行われる戦争に対する憤りを、素直に表現していると思うし、平和を実現するには相応の犠牲が伴うことも、ストレートに描かれていると思う。

感情移入させられながら、物事の本質をも説かれている妙な錯覚に陥ってしまう。

シリーズで全20巻でているが(外伝もふくめるとさらに増える。)、どれも読み応えのある内容になっているので、けして無駄なものにはならんはずや。

 

特に、読者の指摘(細かなディテールの差異)などに、素直に耳を傾け、作中に反映させる作者の心意気がとても気に入っている。

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